今日はとても久しぶりに
弾き語りらしいライブをみてきた
柔らかく音が広がってゆくのが
やっぱり私は好きだ
不思議なもので
全くあの人と関係のない曲を聞いているのに
あの人のことを思い出す
歌詞の所々にあの人がいた
見え隠れしてた
私はたしか、あの人の歌になりたかった。
そんなことを思い出した
愛しくて、苦しくて、どうしようもなくなって
仕方なしに零れ出すような
そんな歌になりたかった
私は彼の歌になれたのだろうか。
彼が歌う、痛みや愛しさの
ほんの一部にでもなれたのだろうか
少しだけ寂しくなる
少しだけ苦しくなる
きっと消えてしまっている
私の中からは消えないくせに。
これだから私はライブが嫌いだ
これだから私はライブが好きだ
きっと今日のことだって
最近の日々のことだって、
私の核になるんだろうって
絶対的な確信がある
そんなこと思って生きてる。
貴方と話してる。
わすれていいよ。
わたしはわすれてあげないけど、
なんてね。