今日で終わるね。
17歳。
何度も死んで、何度も生まれた。
生きていた。
そりゃもう全力で。
僕が僕であるように。
僕を見失わないように。
必死で生きていた。
大人と子供の狭間で、大人になるってことが怖くて子供に縋っていた。
歳なんて若ければ若いほどいいに決まってる。
16歳と17歳が一番好きだったなぁ。
歳に自信があった。
なんだって出来そうだ。
なんだって、出来ちゃいそうで
一番大きい子供になった気分だった。
夢を見ていた。
夢に溺れていられた。
これからは 責任 が枷となる。
もう、"大人"なんだよな。
歳的にも。
未来を担う切符まで渡されてしまうのよね。
まだ、まだ泳いでいたいのになぁ。
でもさ。きっとさ。
嫌なことばっかりじゃない。
子供のレッテルが剥がれるなら、
好きが届きやすくなるんだ。
悪くない。
これでやっと、歳で子供と決めつけられなくなるのか、と思うと少し清々する。
あのひとが知ってる私よりもうこんなに大人になったんだな。
早いものだね。
本当に、人生なんて一瞬だね。
きっと。
何度か泣いて笑ったら明日にはきっと命日だ。
それならもう少し気楽に生きてもいいかな。
うん。気楽に生きてやろう。
そうしてやろう。
なーんてね。
さよなら、17歳。愛しかったわよ。
おいでませ。18歳。
これからもよろしく、私。