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カスミソウ

nonfiction

サンタマリア

今日はずっと私の中にいる、一人の大切な傷のお話。

前からしてるけどね。

 

 

私にとって一番苦しい曲

一番愛しかった色

あの人の匂いしかしない曲

 

彼の歌い方、吐息、伏せた目。

涙が出るほど美しかったこと、

 

私しか知らない彼は

この曲に刻まれている気がして

 

一人で歌うのには心苦しいのに

歌わずには居られないのね

そんな歌、だけど最近はとても好きなの。

 

別に彼にサンタマリアが似合うわけではなかったけれど。

でも、彼の歌うあの曲は夢だった。

一緒に居れば、本当の幸せまで辿り着ける気がしていたし、一緒にいることこそが幸せそのものであったから。

 

 

懐かしいなぁ。

 

思い返すとドキドキする

 

苦しくなる

 

好きだった

 

あの歌が好きだったなぁ。

 

それはもう、とても。

 

私の細胞になってしまったけど

この曲は今でもあの人が香る

 

一つの大切のお話。

 

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