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わたしのこころの 真空パック

成人とは

長い季節の真っ只中でやっとこさ振袖に身を包んで、私は大人になったふりをした。

背伸びは直ぐにバレてしまうけど

大人のふりでもしてないとやってけない

もう私には子供に居場所はない。

大人にもまだ居場所はない。

頭は溶けてなくなりそうで

まだまだ青春にすがりついていて

泣いて泣いて泣いて泣いて

あの日から私は何が変わったんだろう

変われたんだろう

 

私のことをブスと罵った男が私に綺麗だと言った。

美しいと言った。

虫唾が走る。

今更なんなの。

私はまだあの日の苦しさや言葉の呪いにかかったまんまで死にたくて仕方ない日が多いのに。

なんでお前らはヘラヘラ私を褒めることが出来るの。

まだまだ私はお前らを払拭できていない。

矯正をしてもっと痩せて鼻を整形したってきっと自身なんてない。

まだまだ捕われたまんまで大人になれない。

 

悔しい

 

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