いつも寝ようと思って寝られなくて
この時間になるのよね、
困ったものだ。
明け方の薄暗くてツンと澄んだ空気が大好きで
ゆらゆらと考え事をしていた
浮かんでは消えるシャボンみたいに
ぷかぷかふわふわ
思考が空へ昇っていく
暖かい未来の事を想像したり
絶望について考えたり
忙しいものだ。
愛しいあの人はとうの昔に私の中で死んだし
私は生まれてすらなかったのだ
とか
明日出会うかもしれない新しい愛しい人は
とてもとても柔らかく笑う人だろう
とか
もし明日死ぬなら一言だけ話したかった人の
顔を思い返そう
とか
そんなことをしてたらもうこんな時間だ
隣のクラスの可愛いあの人は
今日は来てるかな。
会えるかな。
今日こそなにか言えるかな。
なんてこと、柄でもなく考えてた
ねむくなった
おやすみなさい